2004/03/27
時間
駅からの道を迷うことはなくなった。
急な坂道を下っていると、目の前の交差点を、白い犬が横切った。脚を1本いためているらしく、歩くたびに全身がななめに傾く。
首輪にはリードがついていて、もちろん飼い主がいっしょに歩いている。
犬は、飼い主の後を追うように、せわしなく体を傾け、過ぎて行った。
わたしは、マフラーに覆われた首に顎をぎゅっと押し付けて、自分の首にもう首輪がないことと、それでもまだ首は存在していることを確認した。
カテゴリー: ことばかさね — きぃら 03:54
