叫び声は吸い込まれて消えた。 どこにも光はなく、どこにも音はなく、どこにも動がない。 無の世界……そうね、叫んだつもりになっていただけ。わたしはここにいないのだから。 ゆっくりとまぶたを押し上げた。 無表情な天井。 いつもと変わらない夜。わたしの心だけが変わってしまった。 もう、抱き人形は卒業するの。